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東芝のBCLラジオ トライX1700

BCLラジオ東芝トライX1700

TRYX1700(RP-1700F)は 小ぶりなボディの割にはツマミや目盛りを見ると本 格的なBCLラジオであることを主張している。トラ イX1700、かなりレアなモデルである。 整然と並んだスイッチやツマミ、本格的なBCLラジ オであることを彷彿させるブラックのスプレッドダ イアル、さらにBCL用ラジオの証であるマーカスイ ッチ。バンド切り替えとボリュームツマミはアルミで できたエスカッションが付いている。小型ではあるが 妙にマニア心をくすぐるラジオである。 バンドは中波、FM、そして短波が2バンドの合計4 バンド、スプレッドダイアルはトライX2000ほどでは ないが、低い周波数のバンドは5kHz単位で直読でき る目盛りになっている。目盛りと数字で溢れているス プレッドダイアルはトライX2000と同じだが、黒地で あることから落ち着いた雰囲気である。 残念なのはマーカがLとCによる発振回路であるとい うこと。起動時や周囲温度の変化で時々刻々と基準と なるマーカの周波数が変化してしまう。それを補うた めに正面パネル下部にはMARKER ADJ(マーカ周波 数の微調整)と書かれた穴があり、調整ドライバで当 時のJJY(日本標準時の放送:周波数の基準にも用い られていた)などとキャリブレーションさせることが できるが、やや不便である。 比較的本格派向けのBCLラジオではあるがBFOやフ ィルタ帯域可変などの機能は付いていないので比較 的強力な放送局を受信することで楽しむのがよさそ うだ。

●実際に受信してみた : SW1にバンドを設定し、受信を試みた。強力な放送は 明瞭に聞こえるし、音もなかなか良い。早速マーカで キャリブレーションをしてそのほかの強力な放送局 を受信した。スプレッドダイアルはトライX2000と違 い、固定機能がないので自分の手でスプレッド目盛を 合わせる必要があるが、苦にはならない。 少し弱い放送を受信しているとやはり混信や混変調 が気になるのと、高い周波数、さらにSW2バンドで はイメージが気になる。シングルスーパーヘテロダイ ン故、致し方のないところか。とはいえ、このコンパ クトさとデザイン性は魅力があり枕元で眠りに就く まで楽しめるBCLラジオだと感じた。

●TRYX1700の主な仕様

  • 機種名:RP-1700F
  • 定価:18,500円
  • 大きさ:211W×160H×77D(mm)
  • 重さ:2.8kg(乾電池を含む)
  • 受信周波数:4バンド
    1. FM:76~90MHz
    2. MW:525~1605kHz
    3. SW1:3.8~12MHz
    4. SW2:15~28MHz
    

※ 詳細な資料がないため、大きさは筆者による実測 値である(突起物を含まず)